春日神社由緒

仙台市青葉区八幡2丁目11-16

御祭神:天児屋根命あめのこやねのみこと倉稲魂命うがのみたまのみこと

伊達政宗公の仙台開府以前に、中世より仙台市ほぼ全域を統治していた国分氏の子孫で最後の領主・国分盛重の子「玄性坊実永」が、仙台東照宮造営に伴い、承応2年(1654)小田原の地(現 仙台市青葉区宮町1丁目、東六番丁小学校付近)に在った「覚性院」(かくしょういん)と共に遷座したことに始まるという。

その後、明治の神仏分離により覚性院は廃寺となったものの、氏子となる地区町内住民が「春日講」(現 「春日神社奉賛会」)により、維持運営がなされていました。

春日神社の御祭神は、天児屋根命と倉稲魂命(稲荷大神)で天児屋根命は奈良県・春日大社の御分霊で「家門繁栄・不老長寿」などの御利益があり、稲荷神社の御祭神は倉稲魂命で「五穀豊穣・殖産興業・壽福開運」などがあり境内(社殿裏手)には、「狐祠」があり「覚性稲荷」と呼ばれています。

平成19年(2007)より「御社殿修復工事」を行い、従来の「覆舎」を春日造様式に改築され、その後「表参道改修工事」を実施、「一之鳥居・二之鳥居」などが設置され、「町なかの鎮守さん」として、「緑のオアシス」として親しまれております。

古来重陽の節句(旧9月9日)に祭典を斎行しておりましたが、現在は9月9日に近い土曜日に「例祭」が斎行され子供神輿の渡御なども行われています。

毎月9日には「月次祭」が斎行されており、何方でも御参列頂く事ができます。ご参拝をお待ちしております。

「春日神社社殿」 「春日神社神輿」
「神社裏手の稲荷祠(創建年月日不明)」 「明治44年奉納扁額」
「嘉永6年(1853年)奉納手水鉢」 「文久2年(1862年)設置山の神石碑」
「明治26年設置古峯神社石碑」 「明治35年奉納石灯篭」
「昭和15年参道付近の写真」 「昭和54年頃例祭の様子」
「平成7年奉納『昭和15年頃の町内四季の図』」 「平成19年御社殿上棟式の様子」
「平成22年御社殿竣工奉告祭の様子」 周辺の古地図「今野印刷(株)創業八十五周年記念出版『絵図・地図で見る仙台 第一輯』⑤安政補正改革仙府絵図(安政3~6年)第二師団司令部蔵 2005年今野印刷(株)複製」
周辺の地図「Yahoo!JAPAN地図」