62号 「厄除祈願大祭並びに祈願串焼納祭について」

八幡さま便り表紙

長く続いた梅雨が後半に差し掛かり、本格的な夏を迎える時期である7月1日に当宮では「厄除祈願大祭並びに祈願串焼納祭」を斎行しております。

「厄除祈願大祭並びに祈願串焼納祭」は令和の御代を迎えてより、社殿前の炉の中に皆様から御奉納頂いた祈願串を井桁に積み上げて焚き上げ、その忌火によって今年後半の厄を祓い、八幡大神様の御加護により清々しく過ごすことができますようにと祈念を込めて神事を始めました。

「厄除」と銘打ってはおりますが、厄年以外の方もお申込み頂くことができ、当日御参列の場合はご自身で祈願串を焼納することが可能です。参列者の方々が、炉の中で舞立ち上る炎の中に祈念を込めた祈願串を焼納する瞬間、暑さの中に祈りの本質が垣間見えるような感覚になるものでございます。

「厄除祈願大祭並びに祈願串焼納祭」は本年で6回目を迎えます。年を重ねるごとに参列者、申込者の人数は増加しており、大崎八幡宮の夏の祭典行事の始まりとして盛り上がりを見せております。

この先、夏の「厄除祈願大祭並びに祈願串焼納祭」冬の「どんと祭」として定着していきたい所存です。


馬場整備事業ご報告

馬場整備事業は予てより構想を膨らませていた事業でしたが、令和2年より実施していました「防災施設整備事業」が令和5年3月をもって終了したことから、令和5年度より着手する運びとなりました。

昨年の水無月大祓式や年越大祓式の御案内に奉賛金趣意書を同封致しましたところ、のべ322件6,760,000円という皆様の格別の御奉賛を賜りました。御奉賛頂きました皆様には厚く御礼申し上げます。

また、無事完遂した事業につきまして以下の通りご報告致します。

『大崎八幡宮来由紀』にも描かれている馬場に石垣と竹矢来垣を組み上げました。令和6年例大祭からは、江戸時代から続く荘厳な流鏑馬神事を威風堂々たる姿でご覧頂けるようになりました。また境内社群の前に鳥居を建立致しました。

これらの事業は約30,000,000円の中間決算となっております事も併せてご報告させていただきます。

来る令和9年の御鎮座420年の記念に向けて、八幡様の御神威の発揚と皆様のご縁がより深くなる事を目指し、境内の美化に努めて参ります。

事業費報告

収入の部 合計 30,000,000円
御奉賛件数 322件
御奉賛額 6,760,000円
神社自己負担額 23,240,000円

支出の部 合計 30,000,000円
石垣植栽工事 10,000,000円
馬場側溝工事 5,000,000円
境内社鳥居建設工事 2,000,000円
太元社曳家工事 7,500,000円
境内前石段改修工事 1,000,000円
その他雑工事 4,500,000円