令和6年水無月大祓式を行いました
令和6年6月30日
去る6月30日境内広場を式場にして水無月大祓式を行いました。大祓式とは日常生活を過ごす中で、日ごとに身に積もった罪や穢れをお祓いする行事であり、年に2回6月と12月の上半期、下半期の節目で行われ、6月30日に行われる大祓を「水無月大祓式」また、「夏越(なごし)の大祓式」とも呼びます。
大祓式の歴史は非常に古く今から約1300年以上も前に『大宝律令』で定められ。我が国でも長い歴史のある行事です。
この夏越の大祓でくぐる「茅の輪」は『備後国風土記』の武塔(むとう)天神(てんじん)の話が由来となっています。武塔天神が旅をし、宿を探していた時、ある二人の兄弟と会いました。弟は巨旦将来(こたんしょうらい)と言い、家は裕福でしたが、武塔天神が泊まるのを断り、兄の蘇民将来(そみんしょうらい)は貧困な暮らしでしだが、武塔天神をもてなしました。その後、武塔天神は蘇民将来とその娘に茅の輪をつけさせ、茅の輪をつけていない人々を滅ぼしました。武塔天神は自分がスサノオノミコトだと明かし、疫病が流行った際は蘇民将来の子孫であると唱えるように言い、その土地を去りました。このことより「茅の輪」は疫病退散として広く知られ、現在の大祓式へとつながっているのです。
式場にて
当日は150名以上の方々にご参列頂きました。大祓式では神職先導のもと大祓詞を参列者全員で宣読後、人型と呼ばれる形代(かたしろ)に罪、穢れを移しました。この形代は川や海など水で流しますが、当宮では忌火を用いてお炊き上げ致します。
大祓詞宣読 | |
茅の輪くぐり |
大祓式終了後、残り半年間の無病息災を祈念しながら表参道に設置した「茅の輪」をくぐり、御神前へ参拝、神酒拝戴・御札の授受を行いました。
令和6年もあと半年となります。皆様の益々の御健康を心よりお祈り申し上げます。
祭儀課 浅見
國學院大學院友会宮城県支部総会に参加してまいりました
令和6年6月15日
総会の議事の様子
令和6年6月15日午後5時より、ホテル白萩にて國學院大學院友会宮城県支部令和6年度総会が開催されました。当宮からは、宮司以下6名の職員が参加してまいりました。
院友会とは、今年創立142周年を迎える國學院大學とともに、137年にわたり歩みをともにしてきた國學院大學卒業生の会となります。現在は全ての都道府県に支部があり、その数は59支部になります。各支部にはさまざまな部会や地区部会、職域の会があり、また院友経済会、マスコミ院友会、院友学術振興会、法学部OB・OG会の4団体が協力団体という位置付けで志を同じく活動をされております。
この度は昨年に続き対面開催の支部総会となりました。支部総会の中では、会務報告や決算・予算報告の議事の後、院友の三遊亭遊吉師匠による「紀州」の口演がございました。三遊亭遊吉師匠は、現在國學院大學の兼任講師も務められておいでで、講師としての大学での仕事状況等も軽妙な語り口でお噺されていました。
「紀州」を口演する三遊亭遊吉師匠
また、総会の最後には参加者全員で記念撮影をし、その後はお待ちかねの懇親会となりました。
懇親会では、恒例の福引も行われ、各神社から提供された福物が参加者全員の手元に届けられました。最後には初参加の若手によるエールと参加者全員で校歌を斉唱してお開きとなりました。
副支部長を務めている当宮宮司の乾杯の発声 | 初参加の神保権禰宜の自己紹介 |
当宮の助勤神職の黑須殿も初参加でした | 当宮職員・助勤神職の2名、大変頑張りました |
一人の院友として、また神職として、母校の名に恥じぬような日々を過ごしていき、母校と斯界の発展に寄与して参りたいと存じます。
祭儀課 浅香
6月の本殿挙式
令和6年6月15日
6月15日伊藤・菊地御両家
当宮では9月の例祭期間、12月から2月中旬までの繁忙期を除き、国宝に指定された御社殿での神前挙式を受けつけております。ご予約は半年前から受け付けておりますので、ご興味のある方は電話やメールにてお問い合わせください。
6月に当宮にて挙式を斎行された伊藤・菊地御両家の皆様には八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、御両家の皆様方の益々のご多幸とご健勝を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。
祭儀課 浅香
第64回宮城県神社総代連合会大会並びに宮城県神社関係者大会
令和6年6月13日
去る令和6年6月13日に仙台市内にある電力ホールを会場に第六十四回宮城県神社総代連合会総会並びに宮城県神社関係者大会が盛大に行われました。当宮からは宮司以下神社職員、役員総代合わせて5名で参加致しました。そのうち、当宮宮司は宮城県神社関係スカウト協議会理事長として来賓で出席、また、表彰式も行われ庄司健二総代、佐藤信一総代は長年の多岐にわたる功績が認められこの度の表彰の栄に浴されました。
挨拶をする佐藤久一郎宮城県神社総代連合会長 | 表彰を受ける庄司総代(最前列で起立してる右端) |
大会の中で、鬼首(おにこうべ)神楽保存会による神楽「岩戸入り」が披露されました。武士の間で好まれていた演目とのことでとても躍動感があり、迫力のある演舞でした。
神楽「岩戸入り」の演舞の一幕 | 記念講演で講話をされる神宮参事・音羽悟先生 |
また、記念講話として令和15年に行われる神宮の式年遷宮について、「第六十三回神宮式年遷宮に向けて」という演題で講師に神宮参事広報室次長の音羽悟先生をお迎えしご講話頂きました。スライドショーを交えながら分かりやすくお話頂きました。大会終盤では大会宣言が行われ、参加者全員での聖寿萬歳にて締めくくられました
管理課 神保