全国東照宮連合会の皆様の正式参拝がありました

令和7年6月5日


正式参拝の後、記念写真を撮影しました

令和7年6月5日、全国東照宮連合会の皆様の正式参拝が当宮にて斎行されました。

全国東照宮連合会とは、東照宮350年式年大祭にあたる昭和40(1965)年、全国の徳川家康公を奉斎する神社28社を以って結成されたそうです。本部は日光東照宮に置かれ、神社相互の連携を密にして各神社の興隆、神徳宣揚を図ることを目的として、各神社相互の参拝視察、機関紙その他の出版物の刊行、講演会、研修会などの活動を行っていらっしゃいます。現在全国で47社が加盟しているそうです。

今回は加盟社の1社である仙台東照宮の主催で仙台にて総会並びに懇親会、各社の正式参拝や東日本大震災の震災遺跡の見学等なさったそうです。

代表3名による玉串拝礼 境内にて御参列の皆様の様子
普段は立入禁止の社殿の裏側にもご案内しました

当宮では、お集まりいただいた約140名の会員の皆様の正式参拝の後、安土桃山時代の匠の技と仙台藩祖伊達政宗公の粋が凝縮した御社殿の見学を内外より行いました。

当宮の御社殿は刑部左衛門国次等、安土桃山時代きっての巨匠を招聘し建造されました。その約30年後に、当宮を建造した工匠たちにより日光東照宮の御社殿が造営されたとされています。当宮の御社殿と日光東照宮の御社殿は「権現造」と呼ばれる神社建築の様式で建造されており、お祀りしている御祭神の違いはあれど、共通点もございます。そのような観点からも、様々な箇所で話に花が咲いておりました。

約1時間という短い滞在時間の中で、東北の初夏の爽やかな風が吹く中、充実した時間を過ごしていただけたのではないかと思います。

国宝の御社殿で参拝しつつ、貴重な文化財を鑑賞できる正式参拝は随時行っております。ご希望の場合は当宮までメールかお電話にてお問い合わせいただければと思います。

祭儀課 浅香