令和5年新年の雀踊り奉納演舞がありました

令和5年1月22日


最後に参加者全員で記念写真を撮影しました

令和5年1月22日午前11時より、仙臺雀踊り連盟「ハネコ・はねこ」「伊達雀」の2祭連による奉納演舞が執り行われました。

仙臺の伝統芸能である雀踊りは八幡宮のお膝元、石切町が発祥といわれ、その系譜を辿るのが「ハネコ・はねこ」です。江戸時代から舞われる雀踊りは、今では幼稚園、小学校の授業でも取り入れられており、仙台市民にとってはそのお囃子を聞くと体がつい踊ってしまうものだそうです。

このお囃子は仙台駅仙山線の発車メロディーにも採用されているため、知らず知らずのうちに耳にしたことのある方も多いかと思われます。

当日は天候にも恵まれ、多くの参拝者が見守る中、元気一杯に雀踊りを舞われておりました。

最初に修祓を受けます ハネコ・はねこ 代表 加藤晴美殿の玉串拝礼
伊達雀 代表 清本多恵子殿の玉串拝礼 拍子木の音が雀踊りの開始を知らせます
伊達雀の演舞 ハネコ・はねこの演舞
沢山の方が御観覧下さいました お囃子部隊も雀踊りの大事な一翼です

昨年は毎年9月に行われる「どんとロード八幡雀踊り」を3年ぶりに当宮にて開催する事ができました。「ハネコ・はねこ」や「伊達雀」の皆さんもコロナと共生しつつ、伝統の継承に邁進されている様子が伝わってまいりました。八幡様もさぞお喜びの事と存じます。

本年も「ハネコ・はねこ」、「伊達雀」の皆様、また、雀踊りご関係の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

祭儀課 浅香

令和5年古神札焼納祭を斎行いたしました

令和5年1月21日

去る1月21日古神札焼納祭を斎行いたしました。古神札焼納祭はコロナウイルス蔓延の影響を受け、松焚祭の混雑を避ける参拝者が多くなったことにより、臨時の祭典として一昨年より職員のみで行われてきました。

松焚祭と同様の「忌火」を用いました 斎主 祝詞奏上
斎主 玉串拝礼 参列者 玉串拝礼
点火の儀

皆様の参拝を心よりお待ちしております。

祭儀課 浅見

新年正式参拝がございました

令和5年1月16日・17日

令和5年1月16日、宮城県塩竃市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社宮司の鍵三夫殿、1月17日、宮城県岩沼市に鎮座する竹駒神社宮司の村田守広殿による新年の正式参拝がございました。

志波彦神社鹽竈神社宮司の鍵三夫殿の玉串拝礼 竹駒神社宮司の村田守広殿の玉串拝礼

例年、県内別表神社への新年のご挨拶としてお参り頂いております。

本年は久しぶりに、新型コロナウイルスによる各種規制の無い正月となりました。お陰様を持ちまして大きな混乱もなく過ごせました事を各社が報告し、これからも皆様に安心してお参り頂きますよう、御祭神のご加護に祈りを捧げて頂きました。

本年は、新型コロナウイルスとの共存が進む中で、3年ぶりに御祈願を御社殿内で斎行する形式を採ることができました。また、神酒拝戴の盃は、コロナ禍に際し調製した素焼きの単盃を用いるなど、従来に倣う部分と新たな基準を採用した部分があった年末年始となりました。

参拝者の人数計測もできる長床通路のサーマルカメラ 八幡宮の扁額が刻印された単盃。
伊勢の地で作られたものです

皆様が安心してお参り頂けますよう、ご案内申し上げます。

祭儀課 浅香

令和5年松焚祭を斎行いたしました。

令和5年1月14日

令和5年1月14日 松焚祭動画(Youtube)

1月14日、夕刻より仙台無形文化財「松焚祭」を斎行致しました。

松焚祭(通称どんと祭)は一年間お祀りされたお札や御守り、お正月様、しめ縄、松飾りなどをお焚き上げする神事であり、東北地方で盛んに行われているお祭りで地域よっては「左義長」「どんど焼き」などと呼ばれています。大崎八幡宮は日本一と呼ばれるほど盛大に行われており、江戸時代中期より始まったとされています。

当日、一之鳥居前にて
初めに参列者の皆様をお祓い致しました 宮司 祝詞奏上
古神札を清祓致しました 宮司 玉串拝礼

「松焚祭」の最後に行われる「点火の儀」は一月一日に宮司よりり出された「忌火」を松明に移して点火します。ここで用いられる松明は、麻がらの芯を束ねたものに松やにをつけたもので、昔ながらの方法で変わることなく現在に伝えられております。

この焚き上げられた炎は「御神火ごじんか」と言います。この火に当たると一年間無病息災であると言われており、その御神火は天まで届くと言われております。

松明に「忌火」を灯したものを古神札へと点火致しました
御神火が燃え上がる様子

また、当宮では「御神火」を目指して参拝する人々の中に高張提灯を揚げ、鈴を鳴らしながら褌姿でお参りする「裸参り」が行われます。今年は66団体909名の皆様に参加頂きました。「裸参り」はこの厳寒の時期に日本酒を仕込む杜氏が醸造安全、吟醸祈願を願って始めたものと伝えられ、今の裸参りの原型となりました。

高張提灯を持ち参拝します 御神火の周りも進みます
社殿前にて裸参りの皆様をお祓い致しました

この一年、皆様が無病息災でいられますように心よりお祈り申し上げます。

祭儀課 浅見

ベガルタ仙台の必勝祈願を斎行しました

令和5年1月9日

令和5年1月9日午後3時から、御社殿にてベガルタ仙台の必勝祈願が斎行されました。
ベガルタ仙台は、日本の宮城県仙台市を中心とする宮城県全県をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブです。

1988年創部の東北電力サッカー部が前身であり、1999年にJリーグへ加盟されました。ホームタウンは仙台市を中心とする宮城県全県となっています。ホームスタジアムはユアテックスタジアム仙台で、練習場は泉サッカー場および泉パークタウンスポーツガーデン・サッカー場だそうです。

チーム名の「ベガルタ」は、仙台七夕にちなんで七夕の「織り姫」と「彦星」とされる星の名前、「ベガ (Vega)」と「アルタイル (Altair)」を合わせた造語となっています。

チームカラーはゴールド(ベガルタゴールド)だそうです。これは流星の色であると共に、宮城県が日本最初の黄金の産地である事が理由となっているそうです。

当日は快晴に恵まれ、新春の清々しい空気の中での必勝祈願となりました。

表参道を粛々と進みます 控所にて大絵馬に揮毫して頂きました
修祓 斎主 必勝祈願祝詞 奏上
代表取締役社長の玉串拝礼 監督の玉串拝礼
代表選手の玉串拝礼 仮設賽銭箱の前でお参りをしました
特大の熊手と祈願木札を持ったベガッ太とルターナ 絵馬を選ぶ代表取締役社長とベガッ太
最後に社殿前にて記念撮影をしました

本シーズンの初戦は、2月18日もしくは19日に行われるFC町田ゼルビアとの対戦になる模様です。選手の方々が怪我なく最高のプレーが出来るよう、また関係各所の皆様方におかれましてもご健康並びにご多幸ありますようご祈念申し上げます。

また、ベガルタ仙台の皆様にご記入いただいた大絵馬は長床通路にて展示しておりますので、ご来社の際は是非ご覧ください。

祭儀課 浅香

元始祭並びに本殿向拝幕奉納奉告祭が斎行されました

令和5年1月3日

令和5年1月3日 元始祭斎行動画(Youtube)


久々に雪の無い正月となりました

令和5年1月3日午前9時より元始祭並びに本殿向拝幕奉納奉告祭を斎行致しました。

元始祭は年の初めに当たり、天津日嗣の高御座の大元を寿ぎ奉り、宝祚の無窮と国運の隆昌とを祈る祭典でございます。皇室では明治3年に神祇官八神殿に歴代の皇霊を御鎮祭したのに始まり、皇室祭祀の中でも親祭とされ戦前までは祝祭日にも指定されておりました。戦後の制定により国民の祝日からは外されましたが、現在でも宮中では天皇陛下自ら宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)において、天津日嗣(皇統)の元始を祝い奉る祭典をご奉仕されております。

また、以前より新調を検討していた本殿の向拝幕が、当宮責任役員・総代の皆様のお力によって昨年の末に完成したことを受け、元始祭に併せて奉納奉告祭も斎行の運びとなりました。

新調された本殿向拝幕 向拝幕奉納の祝詞も併せて奏上されました
御神楽奉奏 浦安の舞

今回の元始祭では、当宮の責任役員・総代・崇敬者の13名の御参列があり、玉串拝礼をして頂きました。

祓所にて参列者も修祓を受けました 当宮 責任役員の玉串拝礼
当宮 総代の玉串拝礼 崇敬者の玉串拝礼

直会では、お屠蘇と洗米が振る舞われました。洗米は神職が榊の一葉で数粒掬い、直会参列者の掌に乗せるのが作法とされ、受け継がれてきました。

左上から時計回りに洗米、お屠蘇、榊の葉 宮司と副斎主が最初に直会を受けます
1人1人順々に洗米とお屠蘇が振る舞われてゆきます 独特の作法は代々引き継がれているものです

祭典の結びには記念写真を撮影致しました。例年は拝殿前に設置された仮設賽銭箱の前での写真を撮影しておりましたが、本年は真新しい向拝幕の背景にした写真となりました。


向拝幕には当宮の神紋である三つ巴が染め抜かれています

令和5年癸卯歳も感染症対策を講じつつ、昨年より多くのご参拝の方をお迎えし八幡様とのご縁を結んで行かれますよう、職員一同精進して参ります。

祭儀課 浅香

令和5年歳旦祭並びに松焚祭採火式を斎行いたしました

令和5年1月1日

令和5年1月1日 歳旦祭動画(Youtube)

あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶び申し上げます。
また、本年も「鳩子の部屋」をよろしくお願いいたします。

境内が温かみのある提灯で灯される中、令和5年癸卯歳 歳旦祭並びに松焚祭採火式を斎行致しました。

歳旦祭とは一年の初めに行われる祭典であり、新年を迎えた事をお祝いし、皇室の弥栄と我が国の永遠の繁栄をお祈りする祭典でございます。

祭典では旬の野菜や果物、野鳥、海魚、川魚など様々な神饌が供えられ、1座10台計30台の神饌が供えられます。

又、今回の祭典の中に「採火の儀」が行われました。この神事は1月14日松焚祭(どんと祭)の御神火(ごじんか)となるものであり、この火は「忌火(いみび)」と呼ばれます。この「忌火」は穢れのない火という意味で、「火打ち石」と「火打ち金」を用いて火花を飛ばし、火口(ほくち)で受けてその火種より「つけ木」にて蝋燭に移され、松焚祭当日に使用されます。

採火は写真の道具を用いて行われました。 「採火の儀」

歳旦祭では「振り鈴の儀」という神事も行われます。

「息長鈴」と呼ばれる鈴を用いて皆様の一年間のご多幸をお祈り申し上げました。ご祭神であります神功皇后様が息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)とも称えられそれにちなみ「息長鈴」と名付けられました。その音色は厄災を払い、幸福を授けるものとされております。

令和5年が氏子崇敬者の皆様にとって干支の「卯」のように飛躍の年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

祭儀課 浅見