東北楽天ゴールデンイーグルスの必勝祈願がございました

令和5年3月28日


桜も開花し、春らしい陽気の中での必勝祈願となりました

令和5年3月28日午前11時より、(株)楽天野球団・東北楽天ゴールデンイーグルスの必勝祈願が当宮御社殿にて斎行されました。

東北楽天ゴールデンイーグルスは2004年9月24日に設立された現存のプロ野球球団の中で最も若いチームでございます。
設立経緯としましては2004年のシーズン中、大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併が公になり、いわゆる「プロ野球再編問題」によって日本のプロ野球球団が11球団となってしまうことを受け、プロ野球機構(NPB)と選手会が交渉した結果、「2リーグ制・12球団維持」で合意し、新規参入が受け入れることとなりました。

そして新規参入にあたっては、かねてから近鉄買収に名乗りをあげ野球界への参入を狙っていたライブドアと、次ぐ二番手として楽天が競う形となり、経営の健全性などから楽天が加入を認められたと言われています。

これによって加盟申請していた宮城県をフランチャイズ(地域保護権)とする新球団として、東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生することになりました。

チーム名の由来は東北地方の世界遺産・白神山地に棲息するイヌワシに因んでいるそうです。そのため、楽天イーグルスの選手を「犬鷲戦士」、二軍の若手選手を「若鷲」、球団公認応援団を「荒鷲連合会」、そして地元仙台以外に住んでいるファンを「関東鷲」「関西鷲」と呼ぶなど、チーム名に密接した愛称が浸透しています。

球団マスコットは東北の杜出身のイヌワシの男の子の『クラッチ』、イヌワシの女の子『クラッチーナ』、いたずら好きのオウギワシの男の子『スイッチ』の3キャラクターが仲良く活動しています。

今回の必勝祈願では、(株)楽天野球団の米田代表取締役社長に玉串拝礼をして頂きました。

祈願の開始を告げる号鼓 大麻でのお祓いを受ける球団幹部の皆様
熱い思いを記入いただきました ショーケース内に飾っております

その後、当宮授与所にて頒布している楽天絵馬に、今シーズンの意気込みを記入して頂き、社殿前にて記念写真を撮影しました。記入して頂きました絵馬は、祭儀棟祈願控所のショーケースに飾っておりますので、ご来社の際は是非ご覧ください。また、授与所では、楽天絵馬と楽天守護を頒布しております。どちらも必勝祈願の授与品となっております。

3月30日のプロ野球開幕戦では、新球場のエスコンフィールドHOKKAIDOにて北海道日本ハムファイターズと対戦され、見事勝利を収められました。東北楽天ゴールデンイーグルスの勝利はもちろんですが、選手の皆様を始め、関係者すべての方々が健康で充実したシーズンを過ごせます事をお祈り申し上げます。


(左)楽天絵馬 500円 (右)楽天守護 1000円

祭儀課 浅香

弥生月次祭が斎行されました

令和5年3月15日

令和5年3月15日午前10時より、御社殿にて月次祭を斎行致しました。

 月次(首)祭は、月ごとの決まった日に行われるお祭りで、神恩感謝と皇室の弥栄、国家の隆昌、氏子崇敬者の益々の繁栄を祈るお祭りで、小祭にあたります。当宮では、毎月1日の月首祭と八幡様の御縁日である15日に月次祭を斎行しております。

また、月次(首)祭では、月々に大神様の御加護を賜われますよう、月参りのお印として御幣束を御頒かちしております。御幣束は大神様への捧げものでもあり、御神霊の依代ともなるものでございます。

当宮の御幣束は、古来より伝わる「襲ね色目」を取り入れ、四季の移ろいを月毎の植物の色にて表現しております。当月は紅梅を表す赤と紫の御幣束でございます。

『源氏物語』の中でも登場する色合わせです 御神楽「萬代の舞」奉奏
宮司の玉串拝礼に合わせ、祭員も同拝します 平日ではありましたが、境内には多くの方がいらっしゃっていました

月次(首)祭はどなたでもご参列頂けます。祭典斎行15分前までに御社殿右側にあります祭儀棟の祈願受付までお申し出下さい。朝の清々しさの中でご神前に参拝することで、ますます大神様のご加護をお受け頂ければと存じます。 皆様のご参列を心よりお待ち致しております。

祭儀課 浅香

東日本大震災復興祈願祭が斎行されました。

令和5年3月11日

去る令和5年3月11日、東日本大震災復興祈願祭が斎行されました。

12年前の3月11日午後2時46分ころ、未曽有の大地震が発生し、M9.0最大震度7という観測史上類を見ない揺れが凡そ3分間にわたり続きました。特に東北地方太平洋側では津波による甚大な被害に見舞われ、多くの尊い命と人々の生活とを奪っていきました。

亡くなられた方々を偲び、更なる復興を祈り、当宮では毎年3月11日午後2時より「東日本大震災復興祈願祭」を斎行しております。

当日は穏やかな日差しの下、祭典は斎行されました。 献饌ではご神前にお米を始め合計8台の神饌をお供えしました。
祝詞奏上では、宮司がご神前にて震災復興の祈りを捧げました。
御社殿前にて御参拝の皆様も共に祈念されました。
御神楽奉奏 浦安の舞
被災地の益々の復興を祈り、巫女が舞を奉仕します。
祭典後には遥拝所へ進み、地震発生の午後2時46分に合わせて黙祷を捧げたのち、被災地を遥拝しました。

我々人間は遥か昔から自然の生み出す恵み、また自然の脅威と共存共生してきました。祖先の教えである「自然と共に生きている」ことを忘れず、震災の記憶が後世に語り継がれることを切に願います。

庶務課 浪打

令和5年弥生月首祭を斎行いたしました

令和5年3月1日

東風こち吹き抜ける中、宮司以下祭員は社殿にて月首祭を斎行いたしました。

「つきなみさい」は毎月1日と15日に執り行っている祭典であり、1日は「月首祭」15日は「月次祭」と書きます。
「つきなみさい」は神饌として米、酒、海菜、季節ごとの野菜や果物、菓子、塩、水がお供えされ、宮司による祝詞奏上のあと「萬代の舞」が奉奏されます。

献饌 御神楽奉奏「萬代の舞」
玉串拝礼

また、当宮では月毎に「月参り幣束」を頒布しております。月参り幣束は月毎の季節の植物を着物の重ね着を基本とした「襲(かさ)ね色目」を取り入れております。今月弥生では赤と紫の色を使い「紅梅」を表しています。

「梅」は奈良時代より渡来したと言われ、古来より日本に親しまれている花であり、東風こちが吹くころ「梅」の花が咲くと言われております。
冬の寒さも終わり温かな春の日差しの中、参拝の折には境内を散策し春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

祭儀課 浅見