伊達武将隊出陣式を執り行いました
令和4年4月30日
令和4年4月30日午後12時30分より奥州・仙台おもてなし集団伊達武将隊第13期出陣式が当宮にて執り行われました。
伊達武将隊とは仙台城跡を拠点とし、伊達政宗公を中心に仙台の魅力と歴史を伝えるおもてなし集団として平成22年に結成され今年で12年目の節目となります。全国各地のイベントに参加するなどをして仙台・宮城のPR活動をしております。
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大石段を登る伊達武将の皆様 | 竹に雀の家紋 |
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修祓玉串拝礼 | |
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開運守袋の授与 |
お参りの後は、境内にて大絵馬の揮毫があり、その様子を伊達武将隊のインスタグラムにてライブ配信されました。
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大絵馬への揮毫の様 | 「ずんだもち」の掛け声にて記念撮影 |
大勢の参拝者の方々が見守る中での、出陣式・大絵馬奉納式となりました。揮毫して頂いた大絵馬は御社殿の西側にて展示しておりますので、参拝の折にはぜひご覧ください。
祭儀課 櫻井
令和4年昭和祭が斎行されました
令和4年4月29日
令和4年4月29日(祝)、午前10時より昭和祭が斎行されました。
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御社殿前の風景 | 祓所にて修祓が行われた後、祭場へ向かいます |
昭和祭は、平成19年になされた祝日法の改正により、「みどりの日」から「昭和の日」と改称され制定されたのを機に斎行されるようになった祭典で、この日は昭和天皇御生誕の日でありました。
現在、災害復旧工事実施中の為、祭典も外拝殿にて執り行われております
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献饌 |
昭和という御代は、大きな戦争の痛手から復興へ、そして高度経済成長を成し遂げ、わが国が現在につながる世界的に確固たる位置を確立するに至った、激動の時代でありました。
皇室の益々の弥栄と国家の安寧、世界の平和を祝詞に添えて申し上げ、引き続き「浦安舞」を奉奏いたします。
「天地の神にぞ祈る 朝凪の海のごとくに 波立たぬ世を」という浦安舞の歌詞となりました御製は、まさにそうした時代を生きてこられた昭和天皇の御心が表されたものでした。
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宮司祝詞奏上 | 浦安舞奉奏 |
祭典後、引き続き宮司以下祭員は遥拝所へ向かい、昭和天皇陵墓がございます、武蔵野陵(むさしのみささぎ)を遥拝いたしました。
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遥拝所にて昭和天皇陵墓を遥拝 |
昭和の時代は平成へと至り、令和へと継承されております。
受け継がれているその精神を涵養発展させ、さらなる成熟された国家へ成りまして行くことを祈ります。
またこの祭典におきまして、本年4月に入社いたしました浅見出仕の初奉仕ともなっていました。
以下、本人の感想を記載いたします。
浅見出仕
昭和祭での初奉仕は緊張の連続でした。学生時代とは違い、神職として見られていることを実感し、それと同時に身が一層引き締まるのを感じました。奉仕の反省点も多々ありますので、これからも研鑽を積んで参りたいと思います。
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祭典開始時、参進 | 祭典終了後、大広間前にて記念写真 |
祭儀課 日野
今年も小さな仲間達がやってきました
令和4年4月27日
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つぶらな瞳と小さな体が とても可愛らしい矮鶏の雛 |
境内を自由に歩き回り、参拝にいらした皆様方に愛されております矮鶏(チャボ)の雛がやってまいりました。
当宮では、数年前から境内に矮鶏を数羽放し飼いにしております。鶏と当宮の関係といいますと、「鶏橋」の伝説があります。大崎八幡宮境内の西側に国見の丘陵地帯から流れる小石沢という小さな沢があり、ここに架かる橋は「鶏橋」と呼ばれています。これは『毎夜一羽の金色の鶏が橋の欄干で鳴くので、人々が不思議に思い、八幡様へお参りしたところ、八幡宮に奉納された「鶏の絵馬」から抜け出して橋の方角へ飛んでいき鳴いていたことが分かりました。原因がわかった人々は絵馬に金網を張ると鶏は鳴かなくなりましたが、その夜から雨が降り続き間もなく大洪水が起こってしまいました。人々は毎夜鳴いていたのは洪水を知らせるためであったと知り、橋の名前を「鶏橋」と名付けました。』という話からきたものです。(『宮城県史』、『仙臺傳説集』)
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矮鶏の御機嫌が良ければ 手の上にも乗ってくれます |
いつも2羽一緒に行動しています |
現在当宮では、成長した矮鶏が2羽境内で自由気ままな生活を送っております。雛の方は、ぴよぴよと元気に鳴き、身を寄せ合う姿に職員も癒されております。日々の成長著しく、少しずつ親鳥のように羽が生え揃ってまいりましたが、まだまだ遊び盛りなようで元気に歩き回っております。
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小さな嘴で必死に餌を 食べております |
保温器の下、 皆揃って温まっています |
参拝にいらした際には御社殿東側テントにおります雛、また境内を闊歩している矮鶏2羽に会いに来ていただければと思います。
祭儀課 浅香
境内に春がやってまいりました
令和4年4月25日
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奉納された筍 | 日供祭で神饌と共に筍もお祓いしました |
春の訪れを感じさせる筍。しかし、成長が速くすぐに竹となってしまうため、生の筍を楽しむことができるのは限られた期間となっております。国内で食用筍として一般的な孟宗竹の筍は、3月から5月にかけての時期が旬で、独特の香りと味、そして歯応えのある野菜です。また、食物繊維が豊富で腸内環境を整えるとともに、コレステロールの吸収を抑える働きや塩分の排出を促すカリウムを多く含むなど、動脈硬化や高血圧の予防も期待できるといわれています。
そのような筍が当宮境内南にあります竹林にて収穫されました。当宮技手の手により収穫された筍は、神職が毎朝ご奉仕する日供祭にて大崎八幡大神様の御神前に奉られました。
境内南の竹林は、7月1日から催される七夕の笹や、1月14日松焚祭の斎場等様々な場面で使用しております。
また、先日当宮境内南の竹林に隣接した空地に赤松61本を植樹致しました。赤松は松食いに耐性のある品種だそうです。
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竹林の様子 | |
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整然と赤松が植樹されています | 現在45cmほどに成長しています |
春を過ぎ初夏を迎えるこの時期は境内の木々が成長し緑豊かになります。鎮守の杜を管理育成し、次世代に残していけるよう自然と上手に付き合っていきたいものです。
祭儀課 浅香
刈田嶺神社の除雪作業を行いました。
令和4年4月18日
去る令和4年4月18日蔵王エコーライン開通に伴い、蔵王山刈田嶺神社に除雪作業に行ってまいりました。
当日は、宮司含め12人が除雪作業を行い、その中で6人が初参加でございました。
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雪かき当日の様子 |
刈田嶺神社の御祭神は天之水分神・国之水分神という神が祀られております。どんな魔でも叩き割り、また時には雨を降らせ大地を潤し、雪を生み、霧を叩き、川を作る。農耕をはじめ諸産業の頼もしい水の神として慕われ崇敬されています。
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雪で隠れている刈田嶺神社奥宮 | スコップを用いて参道前を掘り進めていきました。 |
以下初参加5人の感想です。
浪打権禰宜
青森出身の私にとっては、雪かきというのはどこか懐かしさを感じさせられる作業でありました。雪を除け、奥宮の扉が開かれた時には何とも言葉にしがたい達成感が得られたことを今も記憶しております。エコーラインが開通しましたら、刈田嶺山頂で大きく息を吸い込み、清々しい気持ちで参拝されてみてはいかがでしょうか。
浅香権禰宜
東京の海抜0メートル地帯で生まれ育った私にとって、本格的な雪かきというのは未知数で不安もありましたが、作業をしていく中で自然と共存していくことの大変さを感じました。地球温暖化が進行し気候変動が激しくなっている昨今ですので、自然との関わり方を考える良い機会になったと思います。
浅見出仕
私はこの時期に山の上にある神社の雪かきをすることが初めてだったので、神社の重要性や雪かきの大変さが身に沁みました。そしてこの経験を糧にしてこれからも頑張りたいです。
櫻井仕女
元々体力には自信がありましたが、山頂の雪かき作業は地上の雪かきよりも大変だと感じました。頂上の天候は変わりやすいと聞いていたので、たくさん着込んでいきましたが動いていたためすぐに体温が上がってしまいました。正午に近づくにつれて太陽も徐々に顔を出してきたため、頬の周りが日に焼けてしまいましたが、沢山の方と協力し大きな怪我なく終えられたのは凄くいい事だったと思います。
鈴木仕女
沿岸部で生まれ育ち、雪かきをあまりしたことがなく、初めは不安材料でしたが蔵王山山頂での雪かきは、自然の豊かさ・有難みを知れて、貴重な機会でした。
川村仕女
思っていたより大変でしたが、沢山の方々と協力し、天候も良かったのでとても気分転換になりました。
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蔵王エコーライン |
また、蔵王エコーラインは4月22日に開通でございます。
5月中旬まで雪の壁、夏は新緑を浴びながらドライブ、9月中旬から紅葉が美しく、四季折々の自然が満喫できる道です。
ぜひ蔵王エコーラインを通って刈田嶺神社へご参拝下さい。
庶務課 鈴木
北辰社例祭を斎行致しました
令和4年4月15日
令和4年4月15日午前11時より北辰社例祭が斎行されました。
北辰社に祀られる神様は「天御中主神」と呼ばれる神様であり、『古事記』において高皇産霊神、神皇産霊神と共に造化三神と呼ばれ、天地を創生し、大自然を司る神をして崇められています。厄災を取り除く妙見菩薩の化現としても崇拝されております。また、「北辰」は北極星を意味しています
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献饌 | 浦安の舞 奉奏 |
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左奥 楽太鼓・笙 左手前から篳篥、龍笛 |
参列者代表として 宮司 玉串拝礼 |
奉祝天皇陛下御即位記念境内整備事業の一環と致しまして、令和3年4月15日に遷座祭(旧社殿から新社殿へと御霊を遷す祭典)を斎行致しました。当宮では4月15日を北辰社の例祭日と定め本年より斎行致しております。
当日は天候の悪い中にもかかわらず、参拝者の方々は足を止めて祭典を見学されており、参列者代表の当宮宮司に合わせご拝礼頂きました。
尚、北辰社並びに境内社の御朱印を授与所にて頒布しております。大崎八幡宮を参拝した際には各末社の方にも是非お参りください。
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祭儀課 浅見
月次祭を斎行致しました
令和4年4月15日
桜も舞い踊る春の日の中、令和4年4月15日月次祭が斎行されました。
今回の月次祭では舞人の執物と挿頭に境内の桜が使われ、「萬代の舞」を舞う姿は春を感じさせるひと時でした。
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献饌 | 萬代の舞 奉奏 |
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二之鳥居の桜 | 休憩所「鞍」の桜 |
季節を表す名称と致しまして二十四節季、それを五日ずつ分けたものを七十二候というものがございます。去る4月15日は「虹始見(にじはじめてあらわる)」といい、春が深まり、空気が澄み虹を見始める時期となっております。お参りの際には境内の澄んだ空気と共に春を感じて頂ければ幸いです。
祭儀課 浅見
令和4年4月月首祭を斎行致しました
令和4年4月1日
令和4年4月1日午前10時より外拝殿にて月首祭を斎行致しました。祭典中は、前日の悪天候とは打って変わって暖かな陽射しが降り注ぎ、門出に相応しい陽気でございました。
月首祭は毎月1日と15日に斎行されます。1日の月首祭と15日の月次祭は字こそ違いますが、どちらも「つきなみさい」と読みます。また、「つきなみ」という言葉には毎月という意味が込められているとされています。
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宮司 祝詞奏上 | 御神楽「萬代の舞」奉奏 |
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祭員の玉串拝礼 | 今回の雅楽の奏楽では鞨鼓・太鼓・鉦鼓の打ち物を用いました |
此度の月首祭では、当宮の新入職員の参列がありました。本年度は神職1名、仕女2名、技手1名の計4名が新たに奉職し、当宮の職員は計16名になりました。お宮で神職・仕女・技手としてお勤めする最初の節目として、まず大神様にご挨拶申し上げ、健やかに御奉仕できますように各々思いを込めて玉串拝礼をいたしました。
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玉串拝礼 出仕 浅見 詳 | 玉串拝礼 仕女 菅原 未愛 |
祭典終了後、引き続き宮司により辞令が伝達されました。新入職員の辞令と共に、4月より権禰宜になる浪打出仕と浅香出仕は神社本庁より『大崎八幡宮権禰宜』としての辞令が交付されました。
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辞令伝達 仕女 川村 智美 | 辞令伝達 技手 齋藤 基博 |
以下、新権禰宜2名と新入職員4名より、一言ご挨拶申し上げます。
浪打権禰宜
今回権禰宜を拝命し、こうして成長の機会を賜りましたのもひとえに皆様のお蔭でございます。まだまだ至らない私ではありますが、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
浅香権禰宜
大崎八幡宮に奉職して早1年が過ぎ、この度権禰宜を拝命することになりました。諸先輩方のご指導を賜りながら心技体揃った神職になれるよう、より一層精進して参る所でございます。
浅見出仕
今年度より入社致しました浅見と申します。様々な事を吸収し成長していきたいと思います。未熟者ではございますが、何卒ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
菅原仕女
4月から仕女として奉職しました菅原と申します。笑顔で参拝者の方をお迎えしたいと思います。まだわからないことが多いのですが、一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します。
川村仕女
4月から仕女としてご奉仕をさせて頂きます川村と申します。参拝者の方々が気持ちよくお参りしていただけるよう精いっぱい努力して参ります。宜しくお願い致します。
齋藤技手
4月1日付けで入社し、管理課にて境内で営繕業務等を担当することになりました。伊達政宗公が建立し国宝である大崎八幡宮での営繕業務は維持管理だけでなく祭典の準備など覚えなくてはならない仕事がたくさんあり不安や緊張もありますが、早く仕事を覚え、参拝者の皆様が気持ちよく参拝できるよう一生懸命努めていきたいと思います。
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参列頂いた当宮世話人の篠田殿、宮司と新入社員での記念撮影 | 浅葱色の袴をはき、神社本庁から頂いた任命書を持って記念撮影 |
新たな鳩子の仲間入りでございます。あたたかいご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
祭儀課 浅香